ペットロスへの対応について

藤井しんすけ質疑

質疑を行う藤井しんすけ

 ペットの死に対する受け止めは人それぞれだが、ペットを失ったことを原因に、こころが不調となり、不眠、食欲不振などの症状が現れる、いわゆるペットロスの状態になる人は少なくない。
 つらく悲しい気持ちを誰かに話し、共有してもらうことは大切だが、身近な人には相談しづらいといったことや、事業者等のカウンセリングは有償であることが多く利用をためらうこと等もあるのではないか。
 ペットロスの状態を放置すれば、飼い主のこころの健康状態の更なる悪化に繋がるおそれがあることから、他のこころの不調に関わる問題と同様、早めに相談していただく必要があるが、県としても、県民の健康を守るという観点からペットを失った方のこころのケアに取り組む必要があるのではないか。

 そこで、ペットロスに対し、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

答弁を行う黒岩知事

 ペットを亡くした方の中には、自分の悲しみを共感してもらいたい方も多いと思われます。
 さらに、生活を共にしてきた家族の喪失と同様の深い悲しみで、心の不調をきたす方もいらっしゃいます。
 これまで県では、ペットロスも含め、心に悩みを抱えた方に対しては、こころの相談窓口として、「こころの電話相談」やLINEによる「いのちのほっとライン@かながわ」で対応してきました。
 しかし、ペットロスでお悩みの方も、こころの相談窓口を利用できることは、まだ十分には知られていないと思われます。
 そこで県では、ホームページにおいて、「ペットロス」のキーワードで、相談窓口を検索しやすくするほか、動物愛護関係のページにもリンクを貼るなど、相談窓口を分かりやすく案内していきます。
 また、県獣医師会に協力を要請して、動物病院に、こころの相談窓口を案内するカードを置いていただくなど、ペットロスでお悩みの方に向けた周知に努めていきます。
 こうしたことにより、ペットロスの方の目線に立って、寄り添った対応ができるよう、取り組んでまいります。

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