女性の就業支援について

藤井しんすけ質疑

質疑を行う藤井しんすけ

  国は「女性が輝く社会を作る」として、女性の活躍を成長戦略の中心的な柱の一つとして位置づけようとしている。社会の課題が多様化、複雑化する中、あらゆる分野に女性の力を活かしていくことは国民生活全体の質の向上につながり、日本再建を大きく前へ進める。
 これまで県では、これから働きたい女性のために、キャリアカウンセリングや就職面接用スーツの貸出し、働き続けたい女性のために、ワーキングマザー両立応援カウンセリングや女性のための労働相談など、きめの細かい施策を講じてきたが、女性の就業に直結するこれらの県の施策は、今後もますます重要になってくる。

 そこで、県が実施している、これから働きたい女性、働き続けたい女性のための施策は、これまでどのような実績を積んできているのか。また、これらの施策を今後どのように進めていこうとしているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

答弁を行う黒岩知事

私は、働く意欲と能力を持った女性が、その力を存分に発揮することが、本県経済の活性化に大いに寄与するものと考えています。
 そうしたことから、これまでも県では、働きたい、働き続けたい女性を、きめ細かく支援しています。
 これまでの主な実績ですが、まず、働きたい女性を支援するため、昨年9月から面接用スーツの貸出を始めたところ、14件の利用がありました。
 利用者からは「スーツのおかげで自信を持って面接に臨むことができた。」といった声をいただいております。
 また、働き続けたい女性を支援するため、仕事と生活の両立に向けたカウンセリングを行い、年間100件を超える相談を受けています。
 利用者からは、「育児休業から復帰する不安が解消した。」、「仕事を続ける勇気が出た。」といった感想が寄せられています。
 国の成長戦略には、「待機児童ゼロ」に向けた取組など、女性の活躍を促進する施策が位置付けられており、今後は、働くことを希望する女性がますます増えることが見込まれます。
 こうした女性が、希望する仕事に就き、働き続けるためには、気軽に利用しやすい場所で支援を行うとともに、多くの女性に情報を伝えていくことが重要です。
 そこで、県では、例えば、より駅に近く立ち寄りやすい公共施設などを活用して、カウンセリングを行ってまいります。
 併せて、従来のチラシやインターネットの活用に加えて、新たに市町村広報誌での広報などにも取り組んでまいります。
 今後とも、一人でも多くの女性が持てる力を存分に発揮できるよう、きめ細かな就業支援を進めてまいります。

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